★きっかけ

自分だけのキューピーを作ろう。


そう思い立ったのは突然で、気づけば最初の子が完成していました。
以前から人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズのキューピーを趣味で作っている方のホームページを時折見ていたので、片隅にずっとあったのでしょう。面白そうだなぁ。という興味が。
それが『ジョジョ』第五部のアニメをきっかけに「自分も作りたい!」という気持ちに進化したのかもしれません。しかも、原作では好きになることなどなかった人物で刺激されてしまったのです(笑)。
 
同時に、その頃は最愛の母を亡くし、ただ生きているだけの日々。
思い返せば、療養中の母が癒やされていたものの1つが『キユーピー3分クッキング』のオープニングとエンディングで踊るキユーピーと野菜たち。
一番辛い時期の少し前から、すでに私の心を支えてくれていたのかもしれません。

私はカフェ巡りやお散歩、旅が大好きで、写真を撮ることも大好きです。

でも自撮りはあまり好きじゃなくて。対象物だけの写真もいまひとつ個性がないし、自分が行った記念としても弱いし……。

試しにうちの子をいれてみたところ・・・

なんということでしょう!

臨場感がある!なんてかわいいんだろう!

余談ですが、うちの子、「表情あるよね~」とよく褒められます(笑)。

何気ない写真が特別な写真になり、

大きさの比較(?笑)にもなり、

疲れた日もその顔を見て癒される。

しかもそれが「推し」の姿をしていて、世界にひとつだけの、自分だけの子なのです。

今では自分の子供同然。ぽっかり空いた寂しさをうめて余りある存在になっています。

★「推しキューピー」

「推し」

それは人生を彩ったり、輝かせたり、気持ちを救ってくれたりする存在。

『好き』では言い尽くせない気持ちが込められています。

これまで生み出した推しキューピーは、アニメやゲームのキャラクターもいれば、歌手やドラマの登場人物まで二次元、三次元、和服、洋服・・・幅広いジャンルで作らせていただいています。

 

うちのキューピーを見て「私も作ってもらえる?」と依頼が来て、その友人のキューピーを見て「私もお願いできる?」とキューピーの輪が広がっています。

身内の話で恐縮ですが、祖母もご贔屓歌手のキューピーで日々に張り合いを持ってくれています。

お世話になっているご婦人は「私に似合うおしゃれな感じがいいかなぁ(笑)」と漠然としたリクエストだったので、パッと思いついた『ティファニーで朝食を』を提案したら「実は大好きな映画なの!」と。完成品をプレゼントした時も「どうしよう~可愛すぎてにやけがとまらない!」とすぐに写真を撮って大喜び!

キューピーに某ニャンコをあわせてプレゼントした方は「どこに飾る?」と親子で喜んでくれたり。

 

完成した子を見たときのリアクションと笑顔を見るのが、それはそれは楽しくて嬉しくて幸せで。

「この人を!」という場合もあれば「誰にしてもらおうかな~」と考える時間も楽しそうで、それぞれが自分にとって大切な1人を考える様子を見ているのもすごく好きです。 

ささやかな幸せの連鎖を実感します。

「推しキューピー」ってなんて素晴らしいんだろう!(笑)

 

みなさんだったら、誰を選びますか?

★こだわり

僭越ながらも周囲から「キューピー職人」と読んでいただいおります。

凝り性なので、細部を再現したい!ここはもっとこうできるんじゃないか?を突き詰めると、寝食がおざなりになってしまうことも。

そのこだわりは長くなるのでこちらにまとめました。